ハードな一週間が終わり、なんだか一気にぐったりしています。
心の持ちようだとは思うのですが、あまり余裕の持てない週でした。
忙しかったわりにはコードを書き進められたわけではないので、
オーバーヘッドが大きくて、開発という意味では効率が悪かったのかも。
まぁ、僕の仕事は開発だけじゃないので、総合評価は別なんだろうけど。
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newcomer:
新人くんは private でいろいろコードを書いているみたいなので、
どんなコードを書くのか非常に楽しみ。
まぁ、今ひとり修羅場状態なので楽しんでいる余裕はないかもしれないけど:p
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bad codes and refactoring:
今やっている project は既存のコードを拡張するという仕事なのですが、
この既存のコードがあまりにもひどい。
あまりにひどいので、自分が携わる部分だけでもと refactoring しているのですが、
修正対象が統一性もなく、影響範囲が広いというのは非常に手強いです。
出来れば全部を書き直したいのだけど時間の都合でそうもいかないし、
かといって書き直しをしないと enbug しそうで怖い
*1
し。
こういうときにはテストケースを書いて、安全性を高めるのが適切なんでしょうが、
monolithic huge code が対象だと、なかなかに手がつけられませんね。
こういうのを目にすると、テストは勇気を与えてくれるという
XP のアイディアに強く共感させられます
*2
。
*1: というか、最初の時点で buggy code な予感も…
*2: 同じ勇気を用いるのであれば scratch and build という「勇気」を使いたいけど。
当日券が確保できたので、初日にだけ行ってきました。
以下、おもしろかったセッションについて。
- Higher-Order Parsing techniques in Perl
- LL parser の話は興味がなかったので適当に聞き流していたのですが、 Perl の実装はかなりすばらしかった!
最終的に 3,4 個の関数で parser の基礎が出来てしまうのはびっくり。
parser であり、かつ parser (function) generator として動くのは、
今まで書いていた perl とは違う方向性で新発見でした。
詳細は書籍になっているようなので、しっかりとした parser が必要なら
是非読むべきでしょう。
- perl I18N
- ちゃんと utf8 に移行した方がよいかも。 euc-jp で困ることは少ないのだけど、regexp がちゃんと動かないであるとか
文字境界で気にすることが多いとか、気をつけることがおおいのは確かな話なので。
- Perl and UNIX Network programing
- network の基礎の部分は既知だったんだけど、Perl 側の implementation の部分は 全然調べていなかったのでなかなかに興味深かったです。
自分で作る場合は fork か thread が多かったんだけど、
機会があれば POE もいいかも。自分で select() を書かなくていいのは楽そう:)
Ruby には POE みたいなライブラリはないんでしょうかね。
- Everything Vox
- Inside Vox。Scaling の話などは興味深いです。 使う機械はほとんど無いんだけど、こういう tuning tech. をまとめた本があれば
読んでおいた方がいいかなという気になります。
主に partitioning, memcached, その他管理部分あたりですね。
- Inside livedoor 2006-2007
- CVS は小学生までらしいので、さっさと SVN に乗り換えた方がいいのかも。 広く浅くという感じで、livedoor の技術ベースを聞けたので、
いろいろ参考になりました。自分でもいろいろ試したいです。
セッションを聞いていて、いかに自分が old type programmer なのかを
実感させられました。
新しいことがよいこととは言い切れない面もあるものの、
新しいものの中には非常に便利なツールやライブラリが存在するわけで、
僕ももう少しアンテナを広げていかないといけませんね。
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English ear:
今回、英語が全然聞き取れなくなっていたのに愕然としました。
以前は話の内容がかろうじて分かる程度だったのですが、今ではさっぱりレベル。
また旅行に行きたいと思っているので、これは要改善ですね。